福島原発がトリチウム入り汚染水を海へ放水。環境基準値以下という言葉に騙され続ける私たち

福島第1原発汚染水タンクが増え続けているので、タンクをメンテナンスするリスクを考えて、トリチウム水を海に流すという事にしたみたいです。

トリチウムは国が定める濃度以下であれば放出してよい事になっていますので、水で薄めて放出するようです。

このニュースを見て「リスクってなんだよ」と憤ってしまいました。

私が考える最悪の状態はタンクからの水漏れです。リスク回避の為に放水するという考えがリスク回避になるとは思えません。

これって、濃度を測定するためだけに薄めているという事なので放出されるトリチウムの量が減るわけではありません。

タンクから汚染水が漏れていると批判を受ける前に、薄めて環境基準値以下の安全な水という事にして捨ててしまおうという事でしょう。

環境基準値以下という言葉に騙され続ける私たちの未来は大丈夫なのでしょうか?

東京電力福島第1原発の地上タンクで保管が続く放射性トリチウムを含む水は増え続け、廃炉作業のリスク要因となっている。東電の川村隆会長が、トリチウムを含んだ水を海に放出する判断を「もうしている」と発言し波紋を広げた
弱いベータ線を出す放射性物質で水素の放射性同位体。自然界に存在し、核分裂などによって生成される。半減期は12.3年で、人体への影響は小さいとされる。薄めるなどして濃度基準を下回れば海洋放出が世界的に認められている。国が定める放出基準は1リットル当たり6万ベクレル。
引用元:「海洋放出」に波紋 第1原発トリチウム水、増え続け処分に苦慮

トリチウムは本当に大丈夫なの?

通常運転中の原発から放出されていたトリチウムにより子供たちがで死んでしまったという事件も起きています。

事故を起こした原発ではなく、普通に稼働している原発ですらこれだけの健康被害を起こすんです。癌発生率を上げるトリチウムを大量放出して良いわけがありません。

トリチウムはガン発生確率が高くなるのです。
そのことを裏付けるような訴訟がアメリカで起きています。
シカゴ郊外で100 人以上の 赤ちゃんや子どもがガンにかかったのは、
事故を起こした原発から放射能が出たことが原因ではありません。
正常に運転されている原発から出ているトリチウムが、飲み水を汚染し、
放射能の影響を受けやすい赤ちゃんや子どもにガンを発生させたとして、
訴訟が起きているのです。
引用元:『【放射能警報】東海地方が3月7日より、トリチウム汚染地域になります!』

この事を考えると、東電や日本の対応はおかしいと思います。