メロンやリンゴを冷蔵庫で保管する際は注意が必要なんだそうです。
メロンやリンゴ、桃、柿などは果物の中でもエチレンガスが放出されやすい果物で、これらの果物とほかの野菜や果物を同じ空間に保管すると熟成が進んでしまうんです。
夏休みで集まった親戚の為に、スイカやメロンを買い込んだりしますよね。
美味しく食べて欲しいと、一緒に冷蔵庫に入れておくとスイカが熟れすぎちゃうこともあるようです。
エチレンガスによって熟れすぎた果物や野菜は傷んでしまうので注意が必要ですね。
メロンはさ “エチレンガス” が出る果物なんだよ、エチレンガス。エチレンガスってのは野菜とか果物を熟成させる効果があるんだよね」
──エチレンガス……? メロンからガスが出てるんですか?
「うん、出てるよ! 別にエチレンガス自体は悪くないんだけど、相性の悪い野菜とか果物と一緒に置いておくと、すぐに熟れちゃうわけ。熟れすぎると傷んじゃうから、一緒に保存しない方が長くもつんだよね」
引用元:【一生使える知識】八百屋さん直伝! メロンとスイカを「絶対に一緒に保存してはいけない」理由
エチレンガスが多いと緑の葉が変色する
エチレンガスが多いと緑の野菜が黄色く変色したりしますので、そういった見た目の変化にも注意しましょう。
ブロッコリーやキュウリなどの色が黄色くなってきたリ、レタスの葉が赤褐色に変色しだしたりします。
バナナなどもすぐに黒く変色しますので、出来るだけエチレンガスを充満させないように、リンゴなどのエチレンガスを多く放出する果物は密閉出来る袋に入れるなどの対策を取りたいものです。
すぐに食べちゃう方が良いみたいですけどね(笑)
ジャガイモなどには相性が良い
エチレンガスはジャガイモなどの相性の良いものには役に立つ存在です。ジャガイモは芽が出ると芽に毒素を持つようになるので出来るだけ発芽させたくないですよね。
そんな時は、リンゴとジャガイモを一緒に保管するとリンゴのエチレンガスがジャガイモの発芽を抑制してくれるので助かりますよ。
逆に早取りの青い果物などと一緒に保管すると熟成を促すことができたりしますので上手く付き合いたいものです。
あまり気を使いたくない場合は吸着剤
テレビでCMしている脱臭炭のような冷蔵庫の脱臭効果がある商品の中にはエチレンガス吸着剤が入っている物もあります。
とくに野菜室用と書かれている商品には吸着剤が含まれている物が多いようです。鮮度を保ってくれたり、抗菌作用があったりしますので、食べ物が傷みやすいこの時期には必要なものかもしれません。