スマホが熱くなるので、凍らせた保冷剤で冷やしたら故障してしまったという話題がニュースに出ていました。
これって、結露したんでしょうね。
高温多湿の日本の夏にこんな事をすると、すぐに水濡れ故障になってしまいます。
原因としては空気中の水分量と温度が関係していると思われます。
「スマホが熱くなったからと言って、保冷剤を使って冷やしちゃダメ」という注意を呼びかけるツイートがTwitter上で広がっています。きっかけとみられるツイートは1万リツイートを超え、「知らなかった」「保冷剤が原因でスマホが壊れたことがある」など、続々と反応が集まっています。
引用元:スマホ発熱、保冷剤ダメは本当? 正しい対処法を聞いてみると「強制的に冷やそうとしないで」(withnews) – Yahoo!ニュース
結露の仕組みについて簡単な解説
高温の空気の方がいっぱいの水を空気中にため込むことができるって知ってました?
低温の空気はあまり水を空気中にため込むことができません。これは冬の空気が乾燥していると言われることからも、実感できる現象ですよね。
反対に夏のジメジメもまた高温だから水分の多い空気になっているという事なのです。
そんな現象を踏まえて考えると結露の仕組みが見えてきますよね。
高温の空気を冷やすと、行き場を失った水が空気中からあふれ出てくるんです。
保冷剤でスマホを冷やしたことがあるけど水濡れ故障にならなかったという人は、保冷剤を使った場所が涼しくて湿度も低い場所だったのだと思います。
熱くなったスマホはどうやって冷せばいいのか?
一番簡単な方法はスマホの電源を切って日陰に置いておくことでしょう。何かの処理をするとスマホは発熱してしまいますので、電源を切っておくと熱も下がります。
直射日光のあたる高温な場所に置いておくと、リチウムイオン電池が発火したりするかもしれませんので、涼しい日陰で保管してくださいね。
特に、炎天下の車の中に放置しておくとリチウムイオン電池が不安定になり発火や発煙の事故になる恐れが有ります。車の中に置き忘れないように注意しましょう。
少しでも早く温度を下げたい場合は
ノートパソコンなどでもおなじみですが、アルミは熱を伝える力が強いので、アルミ板の上にスマホを置いておくとその熱がアルミに移ります。
その熱もアルミから空気に伝わっていくので、アルミの板に乗せると温度を下げる効果が見込めます。無ければキッチンからアルミ箔を取ってきて、アルミ箔を広げた上に置いておくとイイみたいです。
間違っても包み込んだりしないでください。熱がこもりますからね。