良くない未来を想像して不安を感じるときがあるKAZUOです。
たぶん誰にでも不安な事ってあると思うんです。明日は新しい仕事の打ち合わせだったり、お客様に謝罪しに行かないといけなかったり、締め切りの日だったりすると特に不安を感じたりしますよね。
カウンセリングなどでは、不安を取り除きたいという悩みを持った方が相談に来るケースが多いそうです。
頑張れば不安は取り除けるのでしょうか?
不安から逃げるために壁を作る
不安な状況って怖いですよね。何が起こるかわからないし心配です。必要以上に考え過ぎていると自分に言い聞かせようとしても不安が治まらない事もあります。
そんな時は出来るだけ周囲に壁を作って、人と距離を取りたくなりますよね。自分に甘い言葉をかけてくれる人に擦り寄って甘えたくなったりもします。
でも、これでは不安な気分のままですよね。
不安の役割ってなんだろう
不安なんて感情はいらないのにって思ってしまいますが、不安も私たちに必要な感情なんです。
不安は新たな環境に踏み出す前に心配したり、苦手な人に対して緊張したりする感情で、血圧が上がったり体調不良になったりと身体的な問題も引き起こす事もあります。
これは自分を守るために必要なサインなんです。命の危険が無いかを心配したり用心したりするために重要な役割を果たしています。
なにも考えずに車道に走り出たら車にひかれますし、酔っぱらってナイフを振り回している人からは逃げなくてはいけませんからね。
不安を敵視しないこと
命の危険がある場合や、すぐに結果が分る場合などに感じる不安は一瞬の事ですから、ほとんどの人は無意識に対応できていると思いますが、そこそこ安全な環境で先の見えない不安を感じると悩んでしまいます。
不安とは未来の事を想像して感じるものですから、いくら排除しようとしても悪い想像をしてしまうと絶対に排除できなくなります。
不安を敵視するのではなく、不安を感じている自分と向き合って不安を受け入れてみましょう。なぜ不安なのかを考えてみると違った世界が見えてきます。
例えば、仕事の打ち合わせが不安だと考えている場合、なぜ不安なんでしょうか?
無限ループで「また無茶な仕事を押し付けてくるに違いない」と思い悩んでいても仕方がありません。この想像のシナリオを少し先に進めてみましょう。シナリオを進めるコツはそこそこポジティブな着地点を見つけるまで続けることです。
「無茶な仕事ってなんだろう?」
「そもそも工期が短すぎる」
「工期を伸ばしてほしいと言ってもダメだというだろうな」
「私も工夫して効率を上げられないだろうか」
「それでもダメな部分は相談させてもらいたいと伝えよう」
シナリオを進めていくと、まあまあ納得できるポジティブな着地点を見つけることができました。どうですか?少しは不安が無くなりそうじゃないですか?
逆に不安のおかげで、自分が頑張れるところや相手に頼りたいところを事前に考えておけるので打ち合わせで戸惑うことも少なくなりますよね。
不安に感じたことを活かして事前準備できたら良いと思いませんか?不安を利用してやるという気持ちで上手く付き合っていきましょう。