なめたら終わりなのか?回らないネジを回そうと頑張った結果

なめたネジってご存知ですか?ドライバーを差し込んでも引っかかるところが削れてしまって、回せなくなったネジの事をなめたネジというんです。

どこのご家庭にも回せなくなった、なめたネジがあると思います。我が家にも強敵なネジが存在するんです。

網戸のネジが回らない

我が家のなめたネジは片上げ下げ窓の網戸に付いています。網戸が外れないように調整するためのネジなんですが、そのネジが動かないので網戸が外せないし、はめられなくて困っていました。

網戸のフレーム四隅にあるネジを緩めて網戸を外す仕組みなんですが、右下のネジだけ回らないんです。しかたが無いので無理矢理に網戸を外そうと試みたところ、プラスチックの部品が折れてしまいましたがやっとのことで網戸が外れました。

部品が壊れたので網戸を買い換えることも考えたのですが、サッシのメーカーはすでに存在しない立山アルミです。交換部品や代替品の網戸はまず無いでしょう。

この折れてしまったプラスチックの部品についてはいずれどうにかするとして、とりあえずは諸悪の根源であるなめたネジを攻略し、回す事だけに専念することにしました。

工務店のおじいさんがチャレンジ

たまたま別の用事で来ていた工務店のおじいさんに相談してみたところ、ネジにクレ556を塗れば回るというのでやってもらいましたが回りません。

ネジとドライバーの間にゴムをかませてみてもびくともしません。

工務店のおじいさんも歳なのでこういった作業には向いていなかったようです。お手上げだと言って帰っていきました。

工務店のおじいさんがチャレンジした結果、なめたネジは超なめ腐ったネジに変身してしまい、もう回せる雰囲気は微塵も感じられなくなりました。

ネジとりインパクトで超なめ腐ったネジに挑戦


ANEXネジとりインパクトを購入して来たので、なめたネジを回してみようと思います。

これはオレンジのネジとりビットをネジに打ち付けて溝を掘り、その溝を頼りにネジを回す事を目的とした手動のインパクトドライバーです。

まずは、オレンジのネジとりビットをネジにあててハンマーでたたいて溝を掘ります。フローリングの上などの衝撃が分散されやすい所でやると溝がほとんど掘れなかったので、外のセメント部分で叩いてネジに溝を掘りました。

我が家のなめ腐ったネジは低頭ネジなので頭の部分に厚みがあまりありません。そのためかネジとりビットで掘った溝もものすごく浅いんです。

出来るだけ溝を掘り、ネジとりビットをインパクトドライバーに装着して、本番の開始です。

インパクトドライバーはお尻をハンマーでたたくと、その衝撃を回転の力に変えてネジを回す道具です。本来はプラスドライバーのビットを装着するところですが、溝を掘る事も出来るネジとりビットを装着した最強のインパクトドライバーで挑めば今度こそなめたネジは回るはずです。

いざ勝負

掘った溝にしっかりと合わせて、インパクトドライバーをハンマーでたたきました。

カン、カン、カン

金属を打ち付ける音が響く中、インパクトドライバーの先端は少しずつ回っているように見えます。やったー回ってる?

どれだけ回ったか確認しようとインパクトドライバーをどかしてみたところ、ネジは全然回っていない代わりに、溝がガガガと広がっていました。

どんだけ強敵なんだ我が家のなめたネジは。なめてるだけじゃなくて錆などで癒着しているのかもしれません。

もう今日はネジが回る気がしません惨敗です。

いつの日かこのネジは回せるのでしょうか?また元気が出たらチャレンジしてみたいと思います。