ときどき「オチの無い会話をするな!」って怒られている人を見かけます。こういったっ指摘を受けると、オチの無い会話をしている人は自覚がありませんから困ってしまうようです。
オチが無いと言われても、お笑い芸人でもないのに笑わせる事なんて出来ないと考えてしまう人もいるようです。
ここで指摘されたオチとは、笑いの事とは限らないと思いませんか?たぶん会話がどこにも着地しなかったんだと思います。着地点を決めないまま会話を始めてしまいついに着地することなく会話が終わったって事でしょう。
相手にイライラされないためにもオチのある会話とはどういったものなのか考えてみましょう。
オチとは目的の明確化と達成感?
オチとは話が落ち着く事を指している言葉です。その落ち着き方がオシャレだったりオモシロかったりするとさらに評価が上がるのです。
笑いがとれるほどのオチを話せる人はまれですから、まずは話を落ち着くところへ落ち着かせることを意識しましょう。
相手からオチが無いと指摘された方は、何が言いたかったのか?何が聞きたかったのか?そういった部分が会話の中で明確にできなかったのだと思います。そのため相手がイライラしてしまったのでしょう。
会話の目的をしっかりと相手にも認識してもらい、お互いにある程度の結論に達したという達成感があれば、オチが無いなんて言われないはずです。
例えば、「今日何時に帰ってくるの?22時ね、分かった」なんてことを話したとしましょう。これだけでは何が目的だったのか分かりません。相手はなぜ帰りの時間を聞かれたのか分かりませんから、心が落ち着かないですよね。
そこで「早く終わるなら外で待ち合わせて外食でもと思ったけど、また今度ね」などと続けることができれば、相手にもこの会話の目的が伝わりますし、会話が落ち着いたという達成感や安心感が出てきますよね。
オチが無いといわれる人は、もう少し会話の目的や意図を説明するようにしましょう。
時間をかけて話してもオチが無いって言われたら
「私の場合はいっぱい話しているから説明不足なんてありえないと思う。」なんて思っている人もいるでしょう。
話が長い人は、説明し過ぎるぐらい説明している気分になりますが実際のところは長く話しても伝わらない事も有るのです。
時間をかけて話してもオチが無いって言われたらどうしたら良いのでしょう?
そういう人は無駄な話が長くて要点がぼやけているかもしれません。
例えば、子供に部屋を片付けるように言う場合でも「隣のA君は成績もよくて家の手伝いも率先してやっている。この前もスーパーで見かけて・・・」なんて話をし始めると相手にとっては何を言われているのか分からなくなり、混乱させてしまいます。
要点を言えばいいのに、ついつい相手にとっては関係性を瞬時に認識できないような話をいろいろと織り交ぜてしまいがちです。話している本人は関係性を把握していますが、相手には伝わりにくいんです。
関係の無い話や、混乱を招きそうな話は削ったり順序を変えるようにしましょう。
まとめ
話にオチが無い人は相手にしっかりと会話の目的を伝えて、その目的に向かって話を落ち着かせることを意識しましょう。
その際、無駄な内容は削ってシンプルに話してみるとさらに伝わると思います。
少し意識するだけですからお試しくださいね。