専門家の意見や有識者の意見を重視する傾向にある私たちの判断はかなり危ないと思いませんか?
専門家がダメだと言っていると聞くと、何故ダメなのかを深く考えずにダメなんだと思い込んでしまいます。
そもそも、その専門家が信頼に値する人物かどうかすら気にすることが有りません。こういった傾向が強くなると他人に流されやすい人になりますので注意していきましょう。
他人に流されやすい人は発言内容を判断していないかも?
他人に流されやすい人は、誰の発言かを重視して発言内容をあまり重視しない傾向にあると思います。
例えばテレビで大学教授が健康法を伝授するという内容を見たとします。そのテレビ番組の中で「以前から言われているA方法は医学的になんの根拠もないのでダメな方法です。B方法を試してみてください。」なんて言っていたらどうですか?
近所のオジサンはA方法で実際に健康を保っていたとしても「あの人はまだ間違った方法で頑張ってる」なんて思ってしまう事もありますよね。
発言の内容を自分なりに理解したり試してみたりした結果でその発言が正しいのかどうかを自分で判断すべきところですが、なぜか肩書などを聞いただけで自分で判断するという大切なステップをすっ飛ばしてしまいます。
偉い人って信じていいの?
専門家や有識者ってそんなに信用していいものなのでしょうか?自分よりは偉い人なんだから正しい事を言っているなんて思っていたら騙されてしまいます。
偉い人って言われるような人は、立派な人もいますが大抵の場合は立場が高い人というだけです。学校の先生や会社の社長、政治家などは立場の高い役職についているというだけで、立派な人かどうかは関係ないんです。
汚職にまみれた政治家や官僚、性犯罪に走る教師、不法侵入や暴行を行う警察官など色々な事件を見聞きしているのに、やっぱりそういった役職に就いている人の発言は信じてしまいがちですから、気を付けましょう。
誰の意見を信じたらいいのか?
今回の記事は「専門家や有識者、偉い人の意見を信用できないとなると誰の意見も信用できないじゃないか。」とお叱りを受けそうな内容ですが、あえて書かせていただきました。
発言者が誰かを意識するのではなく、発言内容を自分なりにしっかりと受け止めて自分で判断していかないと詐欺に騙されたり、危ない政治家をのさばらせたりすることになりかねません。
自分で判断するには自分自身のポリシーなども重要になってくるでしょうし、自分の判断が間違っている事もあるでしょう。
でも、間違いつつも自分の考えというものを作り上げていかないといつまでたっても他人に流されやすい人から卒業できません。
少しずつ肩書などを重視しない自分を作り上げていきましょう。
念のために言っておきますが、警察官から交通ルールを守れと注意されたり学校の先生から勉強に力を入れろと言われても、その発言を軽視して良いと言っているわけではありませんからね(笑)
発言内容の重要性を判断してくださいね。