つい他人の言動に腹を立ててしまい、その人を攻撃してしまう事ってありますよね。なぜあんなに腹を立てる必要があったのでしょうか?
なぜこんなにも他人に厳しいのでしょうか?
もしかしたら、心の中に潜む意外な考え方が原因かもしれません。
あなたは出来て当然の人でしょ
誰しも他人と比較して劣等感を抱く事があります。この他人と自分を比較するという考え方において、いつも自分の方が劣っていると考えてしまいがちな人はその事により他人に厳しい態度をとるようになっていきます。
だってあなたは私より出来る人でしょ?
あなたは絶対に失敗しないはずでしょ?
あなたはいつも正しく間違った行動なんてしないはずだ。
あなたは皆に優しく接してくれるよね。当然、私にも。
この様に他人に対して、とても高い理想を押し付けてしまうのです。
なんの為に自分と他人を比較したのでしょうか?劣っている部分を知り、その部分を補うための努力が出来る人は良いですが、そうではない人は何故かその事について驚くべき考えを持ってしまうんです。
私は出来なくてもいい。
私はワガママを言っていい。
だって出来ないのだから。
逆にあなたは完璧に物事をこなし、私に親切であるべきだ。
この様に考えてしまうなんてビックリですが、多かれ少なかれ誰しもがこういった面を持ってしまいます。
有名人が問題を起こすとみんなで攻撃
有名人に対する風当たりが強いのもこういった考え方からくるのかもしれませんね。
私より有名なんだから、間違った事は絶対にしてはいけない。私はするかもしれないけど、あなたはダメに決まっている。
国民の税金を握っている政治家が私利私欲にまみれているのであれば、大勢の人から避難されるでしょうが、芸能人が不倫したとか態度が悪いなどという話は私たちには関係のない事です。
でも、当事者と同じようにイライラしたり怒ったり、テレビに向かって罵倒したりしてしまう事もあるでしょう。気を付けないといけませんね。
他人を攻撃する言動には反動がある
口は禍の元なんて言いますが、他人は完璧であるべきだという考えのもとで、その人を攻撃する言葉を発すると本当に反動がかえってくるんです。
例えば「忘れ物するなんて馬鹿じゃないの?」なんて言葉で他人を攻撃した場合、あなたの心の中には「自分は忘れ物しても許される」という考えが潜んでいるんです。
そうなるとあなたも忘れ物をしてしまう事になります。
自分が攻撃した内容を自分も同じようにやってしまうなんて怖いですよね。さらに怖い事に自分は許されると思っているのでその事に気付く事も出来ません。
もしも他人を攻撃するような言葉を発していると気付いたら、自分の言動に気を付けた方が良いでしょう。
他人を攻撃しそうなときは、自分を見つめなおすようにしましょうね。