「Windows 10 Fall Creators Update」の後、PCの動作が重くなったりおかしくなったりした問題は、ある1点を除いて落ち着きました。
ディスクの使用率が100パーセントになりPCの動作が遅かったのですが、その原因は「WinDefend」サービスが開始中のままになってしまい、いつまでたっても実行中にならないからでした。
この状態を回避するために、フリーのウイルス対策ソフトをインストールし、再起動を行うと「Windwos Defender」が起動しない為、「WinDefend」サービスが暴走しなくなりPCの動作も普通のスピードに戻りました。(このサービスは今停止状態です。)
でもこのままでは気持ちが悪いのでマイクロソフトに問い合わせをおこなってみます。
現状の調査
「設定」「更新とセキュリティ」「Windows Defender」を開くと定義ファイルのバージョンが確認できるのですが、私のPCで確認するとマルウエア対策クライアントのバージョン以外は空白で表示されません。
定義ファイルが壊れているのか、無いのか分かりませんがきっとこれが原因で「Windows Defender」は起動できないのでしょう。そしてこのような状態だから定義ファイルも更新されないのだと推測しました。
自動更新できないのなら手動更新するしかない?
定義ファイルの自動更新が出来ない為、手動で更新しようと下記のサイトからたどり、更新プログラムをダウンロードして実行しましたが変化有りませんでした。
Windows Defender の定義ファイルの更新に関する問題のトラブルシューティング方法
ちなみに実行後は、C:\Users\<ユーザーID>\AppData\Local\TempフォルダにMpSigStub.logというファイルが出来ました。
このログファイルによると、どうも既存の定義関連のファイルバージョンが想定している物と違うために、更新処理が出来ないエラーが発生しているようです。
ここまで調べ上げたので、この情報をもとにマイクロソフトに問い合わせしてみます。
チャットでマイクロソフトに問い合わせ
以前のサポートと言えば電話が主流でしたが、今ではチャットで問い合わせ出来るんですね。
初めてですが、チャットで問い合わせしてみました。他には電話などでも問い合わせができます。
チャットでマイクロソフトのサポート担当者につながると、リモート操作するためのソフトをダウンロードするように言われて、そのソフトをダウンロードして実行しました。
これでリモート操作ができるようになったので、マイクロソフトのサポート担当者が私のPCを直に操作して問題を解決してくれるようです。
PCの中を見られるので少し怖いですが、そこは信用するしかありません。
リモート接続も上手くいき、あとはチャチャっとやってくれるんだと思っていたのですが・・・。
詳しくない人がサポートしている?
テクニカルサポート担当者とチャットを始めたのですが、Windwos Updateに関連する内容なので、詳しい別の担当者に変わりますと言われ、2人目の担当者さんがチャットに出てきました。
手動での定義ファイルの更新すら上手くいかない事を告げて、ログの位置もお知らせしたのですが、そもそも手動更新のプログラムがある事すら知らないようで、別製品のサポートは出来ないと言い出しました。
しかたが無いので、マイクロソフトのサイトを開いてこのページからダウンロードしたと説明するなど、いろいろと時間がかかりました。
その後、手動更新を成功させることは出来ないが自動更新できる状態にしていいかと聞かれたのでお願いすると、フリーのウイルス対策ソフトを削除して、再起動して欲しいと言うのでそのようにしました。
リモート接続中に再起動って大丈夫なのか?って感じですが、再起動後もリモート接続が自動で行われました。便利だけどかなり怖い仕様です。
で、結局定義ファイルの自動更新を可能にする手段というのはこれだけだったようで、また「WinDefend」サービスが暴走する状態に逆戻りです。
ここでお手上げになり、Windows10の修復インストールをしたいと言い出したので、チャットを終了させてもらいました。
ここまででチャットの時間がなんと2時間弱。長かったうえに「WinDefend」サービスを再び暴れさすことになりました。
今回のサポート内容がしっかりと検討される事がもしあれば、Windows Defenderの問題解決に役立つと思うんですけどね。
今はあきらめて、またフリーのウイルス対策ソフトをインストールしなおします。