成人式が終わりましたね。これから社会人になる方もすでに働いている方も明るい未来に向けて頑張てると思います。
順調な時は良いのですが、少し問題が起こると困ってしまいますよね。
誰しもが長い人生において何度も大きな壁に道を阻まれる事になりますから壁にぶつかったときにどのような判断をするかで人生も変わってきます。
人生のスタートである「赤ちゃん」の時はほとんど何もできませんが、少しずつ出来る事が増えていき、自立して生活できるようになってきたと思います。
それなのに社会に出て小さな壁にぶつかったとき、簡単に諦めてしまう人がいます。考えたうえで壁を回避するのなら問題ないのですが、安易に諦めてしまうと取り返しのつかない事態が待っているかもしれません。
その壁は自分の壁か他人の壁か?
人生に幾度となく立ちはだかる壁が、自分のための壁なのかどうかを見極めてみましょう。
自分が頑張れば壁が壁でなくなるような事なら、頑張った方が後々楽になっていきますし、今回だけ頑張れば流れに乗れるというような壁も率先して乗り越えていくように頑張ってみてください。
しかし世の中には他人の脚を引っ張る図々しい人もいっぱいいますので、その人が原因で繰り返される困難は、ある程度したら切り捨てるしかありません。
「仏の顔も三度まで」なんて言いますし、度重なる尻拭いはきついのでそのような場合は、環境を変える努力が必要になりますが、1回や2回なら頑張って乗り越えてみても損はありません。
だってあなたがその分だけ成長するのですから。
同期が楽な仕事しかしていないのに
私は新人にとって厳しい存在だったようです。一人前になってほしいと願うので少し難しい仕事を振り、出来なかったところを聞いてアドバイスや手直しを加えるという方法で指導してきましたが、もっと簡単で楽な仕事しかしなくていいはずだと考える人が出てきます。
私からすれば楽勝な仕事でも、新人にとっては初めての事ですから難しく厳しい仕事だと感じるのは当然ですが、ここでひと踏ん張りできるかどうかでその後の成長が大きく変わってきますから、悪役に徹していました。
そんな新人さんがこんな事を言いました「別部署に配属された同期たちは楽しく簡単な仕事をしているのに、私だけ大変な仕事をさせられているのは何故ですか?」
同期たちが甘やかされているのを見ると、自分だけ損している気になるのでしょう。
私は「無理なら簡単な仕事しか頼まないようにするけど、1年後に使えない先輩ですねと後輩から笑われるかもしれないから、もう少し信じて頑張って欲しい」と伝えてみました。
この新人さんは頑張る人だったので1年たたないうちに同期たちとは比べ物にならない即戦力となり、いろいろな上司やお客様に可愛がられる存在に成長しました。
一方他の新人たちは、まだまだ使い物にならないお荷物社員になりかかっていました。
甘やかされてお荷物になるなんて、寝耳に水的な事が普通に起こりますから、新人の内はなるべく自分から壁を乗り越えるように頑張ってみてください。
その方がきっと仕事も面白くなると思いますから。