騙されてない?長期収入保障の不動産投資って大丈夫なの?

物価が上がっていく中で長期間お金を貯蓄しているだけでは、お金の価値が下がっていくので、賢く運用しましょうと言われて、お金の運用を他人任せにしてしまうと大変な事になるようです。

手堅くお金を運用できるものが有ればいいのですが、やはりリスクはつきものです。投資信託などもそうですが、不動産投資にもリスクが有るので借金してまで投資するのはかなり危険だと思います。

シェアハウスに投資して失敗する例

「いま流行りのシェアハウスは入居者が見込めます。トイレなども共用なのでコストも抑えられますし、長期の収入約束するサブリースですから安心ですよ。」と言われたら、心がぐらつくかもしれません。

こういう美味しい話に乗っかってしまい、1億円もの借金を背負う事になるケースがあるようです。

会社員らが投資目的で建てたシェアハウスで約束された賃料が払われなくなった問題で、融資関係資料の改ざんなどの不正が多発していたことがわかった。預金額の水増しなどで信用力を上げ、多額の融資を受けやすくしたとみられる。
問題になったのは、首都圏を中心に急拡大した「シェアハウス投資」。トイレなどが共用のシェアハウスで会社員らが1棟丸ごとオーナーになる。長期の賃料収入を約束する「サブリース」で勧誘され、副収入目当ての会社員らが1棟1億円超を借りて建てる例が多い。不動産業者らは土地紹介や建築請負、入居者募集なども担う。だが、800人超が賃料が払われないトラブルに巻き込まれている。
引用元:シェアハウス投資、融資資料の改ざん多発 預金額水増し(朝日新聞デジタル) – Yahoo!ニュース

斡旋する業者は、土地売買や建物の建築改修工事で儲けを出す腹積もりだったのかもしれませんね。

はじめの内は悪評が立てば新たなカモを確保できなくなるので、約束の金額を支払ってくれるでしょうが、ある程度のお金が手に入ったら手のひらを反すというやり方が多いように思います。

そうは言っても、本当に騙す気が有ったのかどうかは分かりません。頑張っていたのに上手くいかなくなってしまっただけかもしれませんからね。

それなりな運用実績があれば詐欺にならないかもしれませんし、詐欺罪を立証出来たとしてもお金が返ってくることはあまり期待できませんから、収入を保証するというような美味しい話には注意が必要です。

おまえのオールを任せるな

中島みゆきさん作詞の「宙船(そらふね)」という曲が有ります。TOKIOが歌ってるので一度は聞いたことが有るかもしれません。

この曲は「その船を漕いで行け、おまえの手で漕いで行け」とはじまり、「お前が消えて喜ぶ者におまえのオールを任せるな」と連呼しています。

もしも自分は美味しい話に騙されやすいと感じているのなら、この宙船をダウンロードして定期的に聴いてみるのも良いと思います。

自分で漕いでいかないといけない、他人任せじゃダメだと再確認するために役立つと思いませんか?
少し意識を変えるだけでも騙される危険性が減ると思いますのでお試しください。