給料に不満が有ると元気に働けないですよね。給料が全てではないと思いますが、それでも生活や家族の事を考えると給料は多い方が良い。
景気が良くなってきていると言われる日本で、給料に満足している人は少ないようです。これは仕事へのモチベーションにかかわる重要な問題ですから本当に景気が良いのなら昇給も加速させていただきたいものです。
「給与/福利厚生」を転職の理由にあげる人が増加
グローバルな人材サービスを提供するヘイズ(本社・英国)は、アジア5カ国・地域の企業と従業員を対象に雇用の実態調査を行った。
日本での2017年の昇給率は、「3%以下」が最も多く59%、「3-6%」が16%、「6%以上」が12%、「昇給なし」は13%だった。
昇給率「6%以上」について国別に見ると、中国は45%、マレーシアは29%と、日本を大きく上回っている。
特に日本では、「給与/福利厚生」を転職の理由としたのは2016年に37%だったが、2017年では49%、2018年では57%と年々増加傾向にある。その原因を同社は、日本で根強く残る終身雇用制度や年功序列に対する不公平感にあると分析している。
この調査結果によると、7割の人が昇給なしから3%未満の昇給だったという事が分かります。
日本では年功序列で長年勤めている人の方が給料が高いという状態が一般的ですが、ほとんど昇給しない現状では未来は暗いものに感じてしまいます。そうなると給与に対する不満を理由に転職してしまう人が増えるのも仕方が有りませんね。
ネガティブ感情を持つと仕事や生活に良くない
知人の会社は昇給もボーナスも平均以上あるのに、自分の会社はそんな事は全然ない。給料も上がらないしボーナスも出ない。
こんな感じで他人の会社と比べてしまうと、ネガティブな感情が育ってしまいます。ネガティブな感情が増えると仕事に対するモチベーションも下がりますし、私生活も楽しめなくなるかもしれません。
そうならない為に出来る事は無いのでしょうか?
給料を上げるために出来る事
あなたがもし、給料に不満を持っているのであれば、あなたの実績をその都度会社に対してアピールしてみてください。
給料に不満がある事も伝えた方が良いでしょう。
管理職がいるので、その人がしっかりと査定しているはずだから自分から言い出すのはチョットと思ってしまいがちですが、会社も給料の支払いを抑えたいですし、管理職も利益を増やして自分をアピールしたいので、なかなか気持ちよく給料を上げてくれません。
黙っていると、満足しているという事にされてしまいます。
実績をアピールしてもすぐに対応してもらえるわけでは無いので、不満を貯め込む前から、しっかりと実績をアピールし続けてください。
仕事を受注したとか、工夫して効率が上がったとか、利益がアップしたとか、コストを減らせたなど、お金に換算出来る成果を特にアピールしましょう。
まだアピールできるほど働けていないという人はもう少し頑張ってみてくださいね。
転職すると給料が下がる可能性も
給料に不満があるからと、転職してみたものの前よりも給料が下がったという人も多いようです。
仕事が出来る人なら高値で自分をアピールできるでしょうが、だた転職したいというだけでは給料が下がってしまうでしょう。
転職の面接で失敗しない為にも、退職する前に「会社への実績アピール」で練習しておいてください。
務めている会社へ自分の実績をアピールすることで満足いく結果が得られればそれでいいですし、何度もアピールしたけどダメだったという場合でも、転職時の面談でその経験が役に立ちます。
自己アピールできる実績を探したり、作ったりすることを考えて日々行動してみるといい結果がついてくると思います。お試しください。