高齢フリーターが増加中ですからフリーターに対するイメージを変えてみませんか?

フリーターと聞いてどういうイメージを持たれますか?

フリーターという言葉が持つイメージとして、大人として信頼できない存在だと思われるかもしれません。正規雇用者として働いてこそ大人だという意見もあるでしょう。

一般的にこういうイメージがあるのでフリーターは社会的に批判されたり否定的にとらえられがちですが、一度就職して退職した人がこういう状態になるとどうでしょう。セミリタイアとしてとらえられるようになってきましたし、さらに上手に暮らしていけているセミリタイアの人などは憧れの目で見られることもあるでしょう。ほとんど差は無いと思いますが。

こういった否定的なイメージでフリーターをとらえる考え方を変えていかないといけない時代がやってきています。なぜなら高齢フリーターが増えてきているという現状があるからです。

ちなみに、フリーターと高齢フリーターの違いは35歳で線が引かれています。

「フリーター」とは、年齢が15歳から34歳までで、男性は卒業者・女性は卒業済みで未婚の者のうち、「(1)雇用者のうち”パート・アルバイト”の者」「(2)完全失業者のうち探している仕事の形態が”パート・アルバイト”の者」「(3)非労働力人口で、家事も通学もしていない”その他”の者のうち、就業内定をしておらず、希望する仕事の形態が”パート・アルバイト”の者」の者を指す(配偶者と死別、別離した女性は該当しない)。
労働力調査では2010年版で他の条件に合致するものの、年齢が35歳から54歳までの者に対し、はじめて「高齢フリーター」との表現を使い、「フリーター」より年上の人達に対する定義づけを行った。
引用元:2017年は95万人…高齢フリーターの推移と現状(不破雷蔵) – Yahoo!ニュース

既存の仕事が減少すると

世の中の仕事はコンピュータや機械の出現でドンドン減少してきています。この傾向は昔から続いてきていますので、今後も続いていくでしょう。

では、このまま仕事は減少していくのかと言うとそうでもありません。

誰かが何かしらの仕事を生み出してくるので、今までにはない仕事が現れてくることになるでしょう。

しかし既存の仕事が減るという事は、既存の仕事に向けて準備してきた新卒者にとっては予想外な現実と言えるでしょう。

新卒で就職できずアルバイトでなんとか暮らしていると、フリーターとして認識されるようになります。そしてフリーターに対する否定的なイメージが邪魔して正規雇用されにくくなるのです。

賃金的にも待遇的にも正規雇用を望む人は多いでしょうが、これではフリーターを続けるしかありません。そして35歳を超えて高齢フリーターと呼ばれるようになるのです。

フリーターに対するイメージを変えてみましょう

こうなってくると正規雇用じゃないとダメだとか言ってられる時代じゃないですよね。アルバイトなんてちゃんとした仕事じゃないなんていう既存のイメージでは間違った判断をくだしかねません。

そんなときに重要になるのが、「正しいか正しくないか」「喜ばれるものか嫌がられるものか」「善か悪か」などといった自分なりの判断基準です。

こういった判断基準で考えてみると、コンビニでアルバイトしている人はどうでしょう。

正しくない事なんてないし、人に嫌がられることなどもしていない。
という事は立派な仕事をしている人だと言っていいのではないでしょうか。

自分が高齢フリーターになった場合や、さらに上の年齢でフリーターになる事を考えると、フリーターに対するイメージを肯定的にしておいた方が良さそうですよね。