免許証を確認したぐらいでは防げない個人の車をカーシェアする際の問題

個人カーシェアするサイトがあるようです。

私も車を持っているのですがほとんど乗っていません。使っていないのなら他人に貸し出してお小遣いを稼ぎたいという気持ちはよくわかります。保険や車検代、税金などの維持費が結構かかりますから。

個人カーシェアリングのサイトでは投稿者が利用料金を決めていいようなので、自分の希望する金額で貸し出せます。なんだかとてもいいサービスのように感じます。

でも本当にカーシェアしてもいいのでしょうか?

カーシェアリングは自己責任

車を他人に貸すのですから、車を返してもらえないという事もありえます。最低でも貸す相手の個人情報を取得する必要があるでしょう。

貸し出す際に、車に傷がないかなど双方で確認して写真に撮っておく事も必要なようです。

相手の免許証を確認して、傷も確認した。さあ乗ってください・・・。

本当に貸してしまってよかったのでしょうか?

免許証が本物か判断できない

テレビ番組で個人カーシェアリングに対する問題が取り上げられていました。その番組に出ていた方は、相手の免許証を確認して車を貸していました。

でも車は返ってこない。本人確認に使った免許証は車を借りた人とは違う別人が紛失した免許証だという事が後々わかってきます。

車がやっと見つかった時には、ボロボロな状態です。修理をすると30万以上の修理代がかかり大赤字です。

この車はどんなことに使われたのでしょう?

免許証も他人の物だったという事は、車も変なことに使われたかもしれません。

犯罪に使用されたり、交通事故なんか起こされたりしたら車の持ち主にも火の粉が降りかかります。

最悪の場合は犯人と決めつけられるかもしれません。無実を証明できたとしても貸してしまった責任はあるでしょう。

逆に借りる時も注意が必要です。

車に傷がついていたと弁護士までたてて修理費を請求してくるケースもあるようです。本当に傷つけてしまったなら仕方がないですが、いわれのない傷まで問題にされるケースもあるようです。

保険も使えないでしょうから修理費もかなりの額になるでしょう。交通事故を起こしてしまった場合は・・・。

考えたら怖いですね。

お小遣い稼ぎに車を貸したり、安いからと個人から車を借りるとリスクが大きすぎるので、私はやめておこうと思います。