うつ病や不安などの症状を引き起こすストレスに乳製品で対抗

うつ病乳製品で治る未来がやってくるかもしれません。

と体内細菌の関連について調査が進んでおり、小さな微生物が人に大きな影響を与えているという事は以前から耳にしていました。

さらに研究が進み、腸内細菌のバランスが崩れてくると精神的に不安定になり、うつ病などの病気になる危険性がある事が分ったのです。

アメリカのバージニア大学で調査が行われました。

実験はストレスがうつ病発生リスクを高め神経系の機能にも影響を与えていることを利用し、マウスに高いストレスを与えることから始められました。

この実験に使われたマウスは可哀そうに絶望行動と呼ばれる行動をとるようになります。行動がおかしくなったマウス達の腸内細菌を調べてみると善玉菌が減少している事が分かったのです。

ストレスによって腸内環境のバランスが崩れてしまい、腸内環境が悪化してしまうという事でしょう。

この症状を改善させるために、絶望行動をとるようになった可哀そうなマウス達の食事に乳酸菌を混ぜてみるとマウス達に変化が訪れます。次第に絶望行動が減少していき、症状が改善したそうです。

乳酸菌などの善玉菌が腸内環境のバランスを整えてくれたおかげで、マウスの行動も正常化したという事は、乳酸菌を摂取すると精神的に安定した状態になれる可能性があるという事です。

腸内環境が脳にも大きな影響を与えている事が分ってきた現在、ストレスに悩む私たちは乳酸菌を摂取したほうが良いようです。

小腹がすいた時にお菓子を買う人もいるでしょう。そういったときにはヨーグルトなどの乳製品も候補にいれてみてください。デザートにヨーグルトも良いですね。

仕事のストレスで不眠の症状が出たり、不安な気持ちに押しつぶされそうになったりしたら、周りの人たちに相談したり休暇を取ったりすることが重要ですが、合わせて乳酸菌を摂るようにしてみてください。

抗うつ剤なんか飲まなくても、ヨーグルトを食べるだけで気分が持ち直したら最高じゃないですか?

市販されているヨーグルトを食べるだけでは、劇的な効果はまだないでしょうが試してみる価値はあると思います。