プログラムの基本を知るとプログラミングは意外と簡単だという事が分る

前回に引き続き、今回もプログラミングの話にしたいと思います。

プログラム基本簡単です。仕事に役立てたり副業に活用したり、趣味でプログラミングをやってみたいと考えている人や、お子さんがプログラミングの勉強を始めたので自分も理解しておきたい人などに、今回は知っておくとプログラミングが身近に感じられる話にしたいと思います。

プログラムの基本は簡単です

コンピュータのプログラムを組めるなんて、頭が良いんでしょうねなんて言ってくれる人もいますが、実際の所は難しくもなんともないんですよ。

だって、やってることと言えば値の読み書きと判断、あとはそれを繰り返し実行したり、別の関数を呼び出したりするぐらいですからね。

値の読み書きに使用する箱があるので、その中を確認したり書き換えたりするだけですし、判断が必要な時は箱の中を見て、その値に応じたプログラムを実行するようにすれば良いだけなんです。とても簡単そうでしょ。

でも、これだけだとあまりイメージが湧かないかもしれませんので、もう少し細かく書いてみます。

「わんこそば」をプログラミングすると

お客様の横に立ち、小さいお椀におそばを入れていく「わんこそば」をイメージしてみてください。

そばを注ぐ係りの人をプログラミングするとこんな感じになります。

まずはお客様の状態を確認する繰り返し処理を記述します。
1.お客様のお椀の状態を確認する
2.お椀の中が空っぽなら繰り返し処理を抜ける
3.まだお椀の中にそばが入っているなら1に戻って確認を繰り返す。

どうでしょう。ここではお椀の中を確認する(値の読みこみ)という事と判断する事、繰り返す事が行われています。

ここまでのプログラムをもう少し分かりやすい言葉に要約すると、「お客様のお椀が空っぽになるまで待つ」という事になります。

次はお椀におそばを注ぎ足し、再びお客様のお椀が空っぽになるのを待つ記述です。
4.おそばを注ぎ足す関数を呼び出す。
5.1に戻ってお客様の状態を確認する。

すみません耳慣れない人にとっては、関数なんて言われても分かりませんよね。

関数とかメソッド、プロシージャやビヘイビアなどと呼ばれるものは全て、呼び名が違うだけです。機能だと思ってください。今回の場合はおそばを注ぎ足すという機能を実行するために関数を呼び出しています。

この関数の中では、お椀の中におそばを入れる(値の書き換え)という行為が行われるようにプログラミングされています。

1~5の記述で、お客様のお椀が空っぽになったらそばを注いで、また空っぽになったら注ぐという事を繰り返すプログラムが出来上がりました。

意外と簡単でしょ。このプログラムだとお客様は一生おそばを食べ続けないといけなくなりますから、終了のサインを決めっておく必要がありますし、そのほかの事もプログラミングしないといけませんから実際のプログラムとなるともう少し複雑になってきますが基本はこんなものです。

プログラミングの基本おさらい

プログラムは値の読み書き、判断、繰り返し、関数の呼び出しというものを組合せればOKだという事を覚えっておいてください。

これだけ知っていれば、あとは各プログラム言語特有のルールを覚えれば、いろいろな物が作れるようになります。

ぜひ、基本だけでも覚えておいて下さい。

もっと複雑なはずだと反論される人もいるでしょうが、シンプルに考えた方が応用が効きます。

ここまで読んでいただけたなら、もうあなたの頭にはプログラマーの考え方が備わっています。

試しに、どうやったらリモコンでテレビがつくのか?
どうやったらエレベーターの重量オーバーブザーを鳴らせるだろうか?
などと身近な物で考えてみてください。

きっと状態を確認する繰り返し処理が潜んでいるはずだなどと、こっそりと動いているプログラムを感じられるようになっているはずです。