文部科学省の天下り問題で、違法な事例が62件もあったそうです。処分を受ける人は43人と過去最多です。
大学や外郭団体などの予算や権限に影響力をもつ文部科学省が省ぐるみで天下りのあっせんに力を入れていたようです。
組織的な天下り運用に関わっていた次官OB、清水潔、山中伸一、前川喜平の3人については重大な責任があるとされ停職相当の処分だそうですが、処分が甘いですね。
文部科学省の組織的な「天下り」あっせん問題で同省は30日、最終的な調査報告を公表した。官僚トップの文科事務次官だった清水潔氏、山中伸一氏、前川喜平氏の3人が次官在任中に違法行為に関わっていたなどと認定。懲戒処分の停職相当とし、ブルガリア大使の山中氏は辞任する。また、2月の中間報告後に判明した35件を含め、違法事例は合計62件に上った。(朝日新聞)
天下りを組織的に行っていたという事は、やるべき仕事はしていなかったと受け止めるべきではないでしょうか?
仕事をしていなかったどころか、実際に圧力をかけて悪影響を与えていたわけですから、処分対象者への罰が重くても停職なんて軽すぎますよね。停職ぐらいで許されるような甘い対応ではまたやるでしょう。
再発させないためにも不正を行っていた期間の給料を返納させたり退職金の返納を求めるとか、氏名や顔写真を公開し続けるサイトを作るとか、もう少し強い処分を行ってほしいと思いました。
公務員の幹部や政治家にとって、悪い事し放題な世の中では困りますね。