ダイソーのワイド飼育ボックス小を使用して、ミナミヌマエビの産卵用水槽を作ってみました。
ワイド飼育ボックスという名前なのに「小」だからかなり小さいです。横幅も17センチ程度ですし、奥行きも11センチぐらいです。
このケースにダイソーの赤玉土を少し敷き詰めて、マツモを入れてみました。こんな感じでミナミヌマエビは産卵してくれるのでしょうか?
ミナミヌマエビの雄2匹と雌1匹でチャレンジ
ミナミヌマエビは小さいエビなので、小さなケースの中でも3匹程度ならそこそこ快適に過ごしてくれているようです。水草も多めにいれておけば、各々が自由に水草をツマツマしています。
ケースに入れた水はもともとミナミヌマエビを入れていたビオトープから汲んできたものなので星になってしまう子は出ませんでしたし、小さいケースなので部屋に置いておくのにも邪魔にならないので、かなりイイ感じです。
ビオトープがあるなら、わざわざ産卵用水槽なんて要らないのですが、少し深めのビオトープに水草を多めに入れているので、ミナミヌマエビを発見することすら容易ではないし、ミナミヌマエビが抱卵するところも見ることができませんから、こういった簡易的な水槽で観察してみたかったのです。
抱卵したところを一度は見ておきたいですから、ダイソーでこのケースを買ってきました。
ミナミヌマエビのメスは脱皮するとフェロモンが溢れるらしい
ミナミヌマエビの産卵についていろいろと調べてみると、産卵する前にはメスの脱皮があるという事が分かりました。
メスのミナミヌマエビが脱皮するとフェロモンが出てしまい、オスたちはそのフェロモンではしゃぎだします。
上手くいくと半日ぐらいで、メスのお腹にいっぱいの卵が見られる「抱卵」状態が観察できるそうです。
我が家の産卵用水槽に脱ぎ捨てられた皮が転がっている
産卵用水槽を作って1週間ほどですが、水槽の底に脱皮した皮が落ちていました。
「これは、もしかしたらもしかするぞ」と、小さな産卵用水槽の中をのぞき込みました。
小さな水槽なのに、ミナミヌマエビは見事に隠れます。パッと見ただけでは分かりにくい色で、水草にひっそりとつかまってたりします。
2匹はみつけられるのですが、いつも3匹目が見つかりません。
水槽をじろじろと見続けること3分。水面すれすれのところで水草につかまっている抱卵したミナミヌマエビを発見しました。
やっぱり直に目にすると嬉しいです。
これから1か月近くこの母エビは卵を抱え続けて、子供の孵化を待つことになります。数ミリ程度の稚エビが無事に生まれてくれるように願いながら、観察していきたいと思います。