必要な貯金額が溜まるまで頑張るか足りなくても早期リタイアするかは考え方次第

早期リタイアするにはいくらお金必要なのでしょうか?ネット上では50歳で5000万円は貯金しておきたいという意見が多いようです。

あなたが早期リタイアを考えた時、貯金はいくら貯められそうですか?私は少ない貯金を切り崩しながら早期リタイア生活をしていますので、現役時代に5000万も貯金できる生活というものが想像できません。
現役時代こそ節約生活に耐えるべきなのか、早期リタイア後に節約生活に励むべきなのかは考えものだと思いませんか?

節約は現役時代にするか?リタイア後にするか?

5000万円という金額は生活を切り詰めれば、もう少し少ない金額に設定しなおすことも出来ると思います。しかし、せっかくリタイアして働かなくなったのなら悠々自適な生活を送りたいと考えるのもわかります。

忙しかった時にはまとまった休みも取れず海外旅行に行く時間的余裕なんかないですよね。私もサラリーマン時代には新婚旅行ぐらいでしか海外旅行に行けませんでした。やっぱり行くなら10日間ぐらいは行きたいですがそんなにまとまった休みは取れませんからね。

こういった旅行なんかもリタイア後はいつでも行けます。そのためにもお金はいっぱいあった方が良いと考えると現役の時は節約しておいた方が良いかもしれませんね。

ですが、若い時を節約に耐えて過ごすのも辛いですよね。いっそ現役時代にドンドンお金を使いますか?

どちらにしろギリギリの節約生活は辛いので現役時代もリタイア後も不要な物や高価な物を出来るだけ買わないクセをつけておく事が重要だと思います。

本当に5000万円で足りるのか?

リタイア後は収入が無い状態に不安を感じる事でしょう。豪勢に散財してしまうといくら貯金していたとしてもお金は足らなくなりますので、リタイア後もある程度の節約は必要だと思います。

要するに、その後の生活次第では必要な金額は変わってくるという事です。目標を決めて計画的に貯蓄することは重要ですが、無理な目標にこだわるといつまでたってもリタイアすることはできません。貯金額が5000万円を超えるのを待っていたら定年になったって事では早期リタイアできませんよね。

必要なお金を計算して計画的に早期リタイアした方が良いに決まっていますが、ある程度の貯金があるのなら会社を辞めてしまって、お金が減ってきたら働くという考えも有りだと思います。

本当に安心できるリタイア方法なんて無い

未来への不安に怯えるのなら、しっかりと貯金をしておいた方が安心できますが、日本円がいつまでもこのままだとは限りませんから貯金額が多くても安心だとは言い切れません。

膨れ上がる日本の借金を帳消しにするために、通貨の単位を変更するという事も起こりかねませんからね。そうなると貯金額の価値は10分の1になったり100分の1になったりするかもしれません。

いっぽう、お金が無くなりそうになったら働こうと考えていても、そう上手くいかないかもしれません。再就職も甘いものではありませんのでお金が無くなってきても働き口がないという事態が考えられますから、早期リタイアの決断は慎重に行う必要があります。

先行きが不透明な時代ですから、まだまだ今の場所で働けるのなら貯金しながらゆっくりと考えてみてください。