2016年の熊本地震から約1年の月日が経過しました。
同じ九州に住んでいるので、我が家もかなり揺れて怖かったことを思い出しました。熊本の方はもっとすごい地震に恐怖したことでしょう。
そんな熊本地震関連で亡くなられた人のうち、避難所生活などのストレスで体調を崩して亡くなった人が71人もいるそうです。
いつ終わるかわからない地震と、慣れない環境のダブルパンチで熊本の方は大変な思いをされたのでしょう。ストレスが溜まり、体にまで悪影響を及ぼすことになったんですね。
ストレスを発散出来なかったり、怖いと思っている事や不満に感じていることを言葉として発することができないタイプの人は特にストレスをため込みやすいようです。
避難所は共同生活ですし、ほかの人の支えのもと生活させていただいているという思いがあり、なかなか自分の意見を言うのは難しいと思います。
少し我慢しよう。もう少ししたら良くなるだろう。と我慢を続けると体調が悪化してしまい、最悪の場合は死に至ることも。
そんな避難所で話を聞くだけのボランティアがいると聞きました。
傾聴ボランティアの方々は、被災者の精神的ショックを和らげるために被災者の方の話を聞く活動を行っておられます。
被災した直後は大丈夫なのですが、落ち着いてくると被災による精神的ショックが大きくなってくるそうです。そんな時にじっと話を聞いてくれる人がいるという事は大きな助けになります。
何が言いたいの?何がしたいの?と急かしてしまうと話せなくなる人もいるので、待つことも重要なようです。
私は待てるかどうか自信がありません。すぐに質問をしてしまいそうです。それも回答の範囲を狭めるようなイエスかノーで答えられる質問をしてしまいそうです。
「大丈夫?」なんて気軽に聞いてしまいそうです。大丈夫かと聞かれたら、我慢する人ほど大丈夫だと答えそうですから気を付けないといけませんね。
そう考えるともしもの時、私にできる事といえば挨拶ぐらいでしょう。
「こんにちは」の一言でもかけあえれば少しは気分が楽になりそうですからね。