世帯あたりの平均貯蓄額が4年連続増加しているがこれでは早期リタイアは無理?

早期リタイアやセミリタイアするために貯金している人は目標を3000万円とか4000万円とかに設定しているのではないでしょうか?

しっかりと貯蓄していかないとこの目標はかなり厳しいものと言えそうです。

総務省が発表した家計調査によると、2人以上の世帯を対象とした1世帯当たりの平均貯蓄金額は1820万円だそうです。

この金額は4年連続で増加しているのですが、増加していてもまだこの金額です。これではリタイアの目標金額には届きません。早期リタイアは夢物語なのでしょうか?

中間層の貯蓄額はもっと低い

世帯当たりの平均貯蓄額を引き上げているのは一部の世帯です。貯蓄金額順に並べた真ん中の金額は1064万円なので、中間層の人たちの貯蓄額は1000万ぐらいという事になります。

60歳以上の高齢者世帯では貯蓄額の平均が2385万円になるので、こういった一部の世帯が平均を押し上げています。

ちなみに平均額を上回る世帯は全体の3割強だけですので、貯蓄額の格差は大きいと言えるでしょう。

不動産購入で家計が苦しい

一時期に比べれば不動産の価値は下がっていますし金利も低いため住宅購入を考える人が増えています。

住宅を建てたり、マンションを買ったりする人が増えたため、ローンを組む世帯も増えています。そのため若い世代の家計はさらに苦しいのではないでしょうか?

不動産購入した人はよほどのお金持ち以外はリタイアを考えてはいけませんね。しっかりと計画を立てて購入してください。

リタイアに必要な貯蓄額は?

早期リタイアするのに必要な貯蓄額はいくらかという問いに明快な答えは無いと思いますが、借金がある場合は絶対に無理だと言えるでしょう。

まずはローン(借金)をしない生活を心がけてください。

ローンを完済した後は必要な金額だけ稼ぐセミリタイアもありだと思いますので、いくらでもやりようがあります。

貯蓄額より、借金をせずに手に職を付けるほうがリタイアの近道かもしれませんね。