ワゴンで道をふさがれてからの「ビブリア古書堂の事件手帖」の出現につい手が伸びてしまった

ビブリア古書堂の事件手帖を4巻まで借りてきて読んでみました。

図書館で何かいい本が無いかなと、探していたところ急に目に飛び込んできたのがこの本たちでした。

返却された本を棚に戻す作業に使われているワゴンが私の目の前に移動してきて、さらにそのワゴンにこの4冊がドンと置かれました。

まるで、これを読めって言われているような気がしました。

作業している人にそのような意図は当然無いでしょうが、ワゴンで道をふさがれてからのドン。

あまりの勢いに、本が空から降ってきたのかと思うほどビックリしました。

それでも一度はスルーしたんです。子供向けの小説なのかなって思ったのでワゴンが通過するのを待ち、ほかの棚へ歩き始めました。

でも、なんだか気になるんです。

気になるなら読んでみよう。そう思って4巻とも借りて帰りました。

ビブリア古書堂の事件手帖を読んでみると、なかなか面白い内容でグイグイ読んでしまいました。

物語は北鎌倉の古書店、ビブリア古書堂が舞台です。10年前に母親が蒸発し父も他界したため娘の篠川栞子が古書店を切り盛りしています。

そこへ本がらみのトラウマによって短時間しか本が読めない体質の男、五浦大輔が訪ねてきます。

五浦大輔の問題を解決したことで、栞子と大輔は古書店で一緒に働くことになります。

本の事以外では内向的な栞子と、外交的な大輔の組合せにより仕事の幅が広がっていき、蒸発した母が以前やっていたような探偵まがいな依頼も受けるようになります。

その依頼を解決していく過程で見えてくる母の謎や、古い本にまつわるエピソードが面白くて、ついつい読んでしまいます。

古い本のエピソードなどは誰もが十分に楽しめる内容になっていると思います。

剛力彩芽さんが主演でドラマ化されたものを見たことがありましたが、やっぱり小説を読む方が面白いですね。

2017年2月に7巻が出版されており、完結しているようなので気になる方は一気に読んでみると面白いと思います。