父の交通事故について、担当警察署の捜査に不正が疑われるので検察の指導により警察庁でドラレコのSDカードを解析してもらっていた。
その結果がやっと知らされました。
1年以上の時間を経て知らされた結果を一言でいうと「何もわからなかった」というものだった。SDカードには不自然についた亀裂が上下裏表など3か所にあり、そのせいでデータが読み取れなかった。
亀裂によりデータが読み取れないという結果は事故後に個人で頼んだ日本一をうたったデータ復旧会社の調査結果と一致している。
同じ結果を出すのに、一般の会社は1日、警察庁は1年以上かかった。読み取れないとわかっていても時間をかけてチャレンジしてくれたのでしょうが、それにしても時間がかかる。
このマイクロSDカードは事故後からデータが読み取れないとわかるまでの間、警察官のみが所持していた。父や母は病院に運ばれ、遠方にいた私もSDカードに触っていない。
ドライブレコーダー自体は何も故障や傷もないので、中に入っていたSDカードだけがこんなに損傷するとは思えない。
SDカードは警察官が壊したという当初からの主張に対して、なにも捜査されなかったので何のために長期間待つ必要があったのかわかりません。
加えて、現場写真から推測できる相手車の30Kmスピードオーバーの痕跡などは、交差点での事故というだけで信号の状態を示唆するもの以外は証拠として採用しないというかたくなな警察官の主張により、証拠としてみなされず捜査すらしてもらえない。
信号をとらえていたはずのSDカードのデータはなぜか壊れている。
前をかすめた車によって捻じ曲げられたバンパーやボンネット。相手が法定速度を守っていたら母も死ななくてよかったでしょう。ですが警察官は絶対に相手のスピード超過や暴走の可能性、証言の信憑性を疑うような証拠をすべて排除してしまう。
これが不正捜査でないなんて思えないが、もう疲れました。
何を訴えても警察が証拠を取捨選択できるのだからどうにもなりません。あきらめることにしました。
今回の件で学んだことは、証拠は警察官に渡してはいけないという事です。でも今回は事故後こちらの人間が1人も現場にいなかったという状況ですので、あのSDカードを守りきることはできなかった事でしょう。
ドラレコのデータは自動でクラウドにバックアップを取るようなものじゃないと自分を守れない。そんな悲しい現実、警察官は疑ってかかるしかないという現実に疲れ果てました。