私は漢字が苦手です。漢字を書くのも苦手ですが読みもいい加減です。ほとんど適当に読んでしまっています。
サラリーマン時代はSEとしてシステム開発を指揮する立場にありましたから、ホワイトボードに何かを書かないといけないような場面では、とても恥ずかしい思いをしていました。
ITの仕事だったので図とアルファベットでそれなりに乗り切れましたが、大人としては漢字ぐらい書けないとみっともないですよね。
しっかりと見るのが苦手
職場では漢字を覚えないといけないけど覚えられないので「日本に来てまだ間が無いもので漢字は苦手です」とおどけて乗り越えることもあり、漢字の事ではとても肩身の狭い思いをしました。
なんとかしたくて漢字を覚えようと勉強してみたのですが、なかなか覚えられないんです。
私にはいろいろと身体的に弱いところがあり、その一つに眼の問題があります。小学校に入ったくらいから、私の視界には黒い汚れのようなものが混ざり、グルングルンと動き回っていました。
学校で黒板と自分のノートを交互に見る必要があるときなどは、眼がピント調節をしているためか、気持ち悪くなるほど黒いものが飛びまわります。
字も少しダブって見えていたのですが、メガネをかけている子たちを見ると自分の方が恵まれていると思っていました。
ビックリすることに35歳ぐらいまでは自分の視力は良いと思い込んでいたのです(笑)
何故そう思い込んだのかは、子供の時に行った眼科の医師の一言がきっかけだと思います。そこでは飛蚊症と診断されましたが、私は明るさにも弱かったため診察が難航してしまい、「飛蚊症は治らないから病気じゃない。病院に来ないでね。」と言われたのです。
それから二度と眼科に行っていません。
飛蚊症は病気じゃないと言うんですからどうにかこれと付き合っていくしかありません。私は出来るだけ視界を遮るゴミたちを意識しないように、なるべく適当に見るようになりました。
その結果、見ているようで見ていない中途半端な状態で勉強を続けてしまったのです。
これではしっかりと覚えられませんよね。ちなみに人の顔も適当に見ているのであまり覚えられません。メガネをしていたか?髭は生えているか?丸顔か?などと聞かれてもほとんど答えられませんが、その人を前にするとその人だと分かります。本当に適当なんです(笑)
見てるようで見ていない人の勉強方法
漢字が覚えられないという話をした際に、知り合いから良い勉強方法を教えてもらいました。
漢字全体を覚えようとせずに、その漢字特有の部分だと思う所にマルを付けるという勉強方法です。
私のように適当に見ている人にとって、特有な部分を探してマルを付けるという行為が、しっかりと見るという事をサポートしてくれるんだそうです。
早速マルを付けようとしてみると、あれ?この字はこんな形だったかな?といつもと違う見え方に驚いてしまう事もありました。書けもしないのに驚くなんて、私は何を認識しているんでしょう?自分自身にビックリです。
スマホの無料アプリで漢字勉強
漢字の勉強にはスマホのアプリがオススメです。無料のアプリでも漢字検定の問題など、簡単なレベルから出題してくれるものもあります。
指で画面に字を書いて答えるものだと、実際に書いて覚えられますから非常に助かります。
大人になっても漢字に苦手意識を持ち続けていた私ですから、スイスイと覚える事は出来ませんが、少しずつ覚えていくことは可能です。
とても便利なので、漢字が苦手な方はスマホのアプリで勉強してみてくださいね。