浮草の越冬を成功させたいと思い、色々と試してみているのですが、その中でもミジンコウキクサをペットボトルで増殖させようとすると、かなり良い副産物が出来上がる事に気が付きました。
グリーンウオーター作りにミジンコウキクサ
ミジンコウキクサはメダカが喜んで食べてしまうので隔離エリアを作ってある程度の数をキープさせていましたが、寒くなってきたので保温なども気にしないといけない状況になってきました。
気温や水温が下がってきましたので、栄養を蓄えて沈み始めたミジンコウキクサたち。
沈んでしまったミジンコウキクサはまた温かくなれば浮いてくるでしょう。そうすれば来年もメダカたちが喜んで食べてくれるはずです。
でも我が家にはミナミヌマエビやヒメタニシ、ラムズホーンなどが多数いますので、沈んだミジンコウキクサが春まで無事に残っているのかというと、それはチョット考えづらい状況です。
沈んだミジンコウキクサが全部食べられてしまったら、来年またメダカたちの為にミジンコウキクサを購入しなければならなくなります。
出来ればミジンコウキクサには越冬してもらって、来年も活躍して欲しいので、ペットボトルで越冬できないかを実験してみる事にしました。
ペットボトルには水道水をそのまま入れて、ミジンコウキクサを浮かべておきます。空気が入れ替われるようにペットボトルの蓋にはコンパスの針で穴を3つ空けています。
半日ほど日光が当たる場所にペットボトルを置いてミジンコウキクサが増えるかどうか、実験してみたところ思いがけず良い色のグリーンウオーターが副産物として出来上がってしまいました。
ハイポネックスなどの液肥を入れたりすると素早くグリーンウオーターになったりしますが、少しだけ飼育水を入れたりするだけでも時間をかければきれいなグリーンウオーターになってくれるので驚きです。
栄養が多すぎると茶色い藻がペットボトル内に浮遊しますので、気になる人は割り箸か何かでからめ捕って捨ててください。私はミナミヌマエビなどが食べるだろうという言い訳をしながら、気にせずメダカの水槽に流し込みます(笑)
ペットボトルにミジンコウキクサを少し入れて水を注ぎ、そのまま1週間程度置いておくだけ。出来上がったグリーンウオーターは2/3ぐらいをメダカ水槽に入れたりして、減った分は水道水で補充するという簡単な作業の繰り返しだけである程度のグリーンウオーターが出来続けます。
注意点は、ペットボトルの中のグリーンウオーターを別の場所に注ぐときにミジンコウキクサも一緒に流れ出てしまうので、全部流れ出してしまわない事と(少しは残してください)、グリーンウオーターが薄くなって来たら液肥や飼育水をほんの少しだけ追加するぐらいです。
生クロレラを買ってグリーンウオーターを作ろうかと考えた事もありますが、生クロレラの保管に困りそうだし、大量過ぎて使い切れるのか心配でしたので手を出していませんでしたが、ミジンコウキクサでグリーンウオーターが出来るなら一石二鳥でお得です。