果物の柿の木がいっぱい植えられている柿園が近所にあります。
春になっても木の幹が白っぽく、これは枯れているのではないかなって夫婦で話していました。
少し暖かくなってくると緑の葉が出てきたので、あの色でしっかりと生きていたことにビックリしました。
柿について何にも知らなかったので、柿の木に興味が出てきました。
柿と言えば実をつける木という認識なので、花は咲くだろうと思いますが、見たことがありません。
柿だけにオレンジ色の花が咲くのかな?
大きさはどれくらいかな?
という興味が膨らんだので、頻繁に柿園のそばを散歩するようになりました。
遠目で眺めて通りすぎていたので気付いていませんでしたが、幼稚園児2人が柿の木に登って遊んでいるのを見て、なにかあるのかなと柿の木に近づいてみました。
遠目で見ていただけでは気づきませんでしたが、すでに柿の花が咲いていました。
もうだいぶ遅かったようで、茶色く変色したものもいっぱいあります。
そんな中、黄色い小さな花を見つけました。
桜のような儚い花びらという印象ではなく、しっかりとした花です。サイズは小さく、桜の花よりは小さい感じです。
小さな柿の花の真ん中には緑の玉が控えています。
たぶんこれが柿の実になるんでしょうね。
いつも通って、いつも見ていたつもりでしたが、近づいてみないと気づかないものですね。
何事も立場を変えてみたり目線を変えてみたりすると見えてくることがあるんだなと、改めて実感しました。
柿の花の写真を撮り終わり、幼稚園児たちの親はどこにいるのだろうかとあたりを見渡すと、幼稚園児もいなくなっていました。
隣接する芝生の公園には子供連れの人がいっぱいいますので、たぶんそこに帰ったのでしょう。
もしかしたら柿の妖精だったりして・・・。