先日からビオトープ熱が止まりません。5月と思えないこの暑さが私をビオトープに誘っているのかもしれません。
もうそろそろ雨が降るから少し涼しくなるかもしれないなと考えると同時に、ビオトープの事が気になりだしました。ビオトープから水があふれてしまい魚が流されたらどうしようと焦り出したのです。
我が家のビオトープに使用したスイレン鉢にはオーバーフロー対策なんてありません。このままでは魚が危ないので、雨水を抜きつつ魚を守る仕組みを考えてみます。
雨水でオーバーフローってどういうこと?
文章だけだと分かりづらいかもしれませんので、絵をかいてみました。
雨が降ってくると、鉢がいっぱいになり上から水があふれだしてしまいます。その流れに乗って魚が鉢の外に飛び出してしまったらもう生きてはいけないでしょう。
そんな事にならないように水抜きの穴をあけようという試みです。
しかし、ただ穴をあけただけでは上から流れ出るのとあまり変わりません。穴より小さい魚は外に流れ出ますし、最悪の場合は穴に魚が詰まってしまうかもしれません。
穴に魚が詰まって死んでいたら嫌ですから、穴には網をかけるなどの対策が必要になってきます。
ただアミを貼り付けたのでは少し面白くないので、穴に麻ひもを通して両端を結び、毛細管現象を利用した水位調整が出来ないかテストしてみます。
コレならほぼ魚も流されることは無いでしょうし、内側に垂らす麻ひもの長さを調整するだけで水位をコントロールできるようになります。
実際にやってみると、麻ひもが水を吸い上げ出すまでに少し時間がかかりますが、吸い上げ出すといい感じで鉢の外に余分な水を排出してくれました。
これは意外といけてます。
プラスチックのスイレン鉢にどうやって穴をあけたのか
プラスチックのスイレン鉢に穴をあけようとしたのですが、曲面ですし厚みもあるのでキリなどでの穴あけは諦めました。
電動ドリルがあればドリルで穴開けしてしまえるのでしょうが、このために電動ドリルを買うのはもったいないので、太めのビスをローソクで熱し、冷める前に素早くスイレン鉢に押し当てるという方法で少しずつ溶かして穴をあけてみました。
ローソクで温めて押し当てるという作業を数回続けるだけで穴が開きました。熱で溶かしていますので、穴の周りからは溶けたプラスチックが黒く垂れてきます。それを上手にビスにからめとりながら作業しないといけませんが、かなり簡単に穴をあけることができました。
他のプラスチック鉢で上手くいくかは分かりませんが、我が家の厚めの鉢にはばっちりな方法でした。