ドメインの更新日が迫ったので、ドメインの更新料金を支払おうと思って明細を見てみたところ、想像より1000円ぐらい高かった。
なぜ約1000円高かったのかは一目瞭然で「Whois情報公開代行」の更新料金として税込み1058円が加算されているからなのです。
ドメインを登録した時にはこの料金は請求されませんでしたが、登録時だけ無料になるキャンペーンをやっているだけで、ドメイン更新時には「Whois情報公開代行」料金が必要になる管理会社もあるようです。
独自ドメインで公開しているサイトやブログの経費として毎年余分に取られるもの困りものですので、少し調べてみました。
Whois情報公開代行とは?
そもそもWhois情報公開代行ってなに?と思われている方もおられるかもしれませんので、少しだけ説明いたします。
先ずはドメイン名の説明から始めます。
ドメイン名とはURLなどでおなじみ、「http://www.aaaaa.bbb/」というURLでいうとaaaaa.bbbの部分の事です。
これはサーバーにつける名前です。本来ならIPアドレス(127.0.0.1などの数字の組み合わせ)でサーバーを特定するのですが、それだと覚えにくいのでドメイン名という物が存在します。
DNSと呼ばれるネーミングサーバーにドメイン名とIPアドレスを登録する事によって、誰もがドメイン名でサーバーを特定できるようになるのです。
このようにドメイン名の情報はDNSに登録されて世界中に公開されるものですから、ドメイン名が誰のものなのかとか、問題が起きた時は誰に問い合わせれば良いのかといった情報も一緒に公開しないといけないルールになっています。
WHOIS検索すれば誰が管理者かがわかるようにしないといけないのです。
でも、ドメインを取得しただけで住所や名前を公開したくないですよね。
個人情報ですから公開しておくのも怖い気がします。
そんな人向けに提供されているのが、「Whois情報公開代行」サービスなんです。
WHOIS検索しても、ドメイン管理会社の名前とか住所が表示されるように情報を切り替えてくれるサービスです。
まあ、悪い事してたらこのサービスは解除されますので悪い事する目的では使えなくなっています。
今回はこのサービスに対して余分に料金が請求されていたのです。余分にと言っているのは、このサービスが無料のドメイン管理会社もあるからです。
なので、ドメイン管理会社を替えるための「ドメインを移管」にチャレンジしてみる事にしました。
ドメイン移管とは?
ドメイン移管は、ドメインの管理会社Aからドメイン管理会社Bへ管理を移管する行為です。
ドメイン管理会社Aでの管理を打ち切り、新たにドメイン管理会社Bでの管理をスタートさせます。
そのため、ドメイン管理会社Bに対して移管料金とその後1年間のドメイン登録料金を支払う事になります。(セット料金のところも有ります。)
という事はドメイン管理会社Aに支払った料金を少しでも損しないように、管理期間ギリギリを狙って移管したいところです。
しかし、ギリギリに移管申請を出すことは出来ません。15日ぐらいは余裕が無いと受け付けてもらえませんので、残り30日を切ったら移管申請するようにした方が良いですね。
ドメイン移管方法は会社毎に違うと思いますので書きませんが、意外と簡単にできましたので、しっかりと説明を読めば誰にでも出来ると思います。
1点だけ注意点があります。Whois情報を代行してもらっている状態では移管に失敗しました。移管元でWhois代行を解除してから移管しなおせば移管してくれるので、Whois代行は解除してから移管してください。
移管中は確認のメールが来たりしますので、メールの確認を忘れないようにしておくと良いですよ。
順調にいけば5日程度で移管してくれるようで、私も5日で移管されました。
移管しすると特典がある?
移管申請を行ったことで、移管元の管理会社は顧客の囲い込みに入る事があるようです。
移管申請をキャンセルしてくれたら、割引しますよというお誘いが有ったりします。
私はそれでも移管したので、まだ預けている別のドメインの更新料金としてWhois代行の料金が計上されなくなりました。
いつまでこの状態が続くのか、本当にドメイン移管が関係しているのかは定かではありませんが、顧客流出を防ぐ措置なのではと思っています。
この状態が続けば、残りのドメインはこの会社の管理のままで継続させます(笑)
ドメイン維持費は少額なのであまり気にする必要は無いと考える方もおられるでしょうが、節約したい人は気にしてみるのも良いと思います。