ビオトープに植えた水草の様子がおかしくなってきました。
水草全般の葉の表面に茶色い苔のようなものがいっぱいついています。それと熱帯魚屋で買った水草だけが、なんだか葉が細くなったり紅葉したりしています。
調子が良くないのかな?このまま枯れてしまうのでしょうか?心配なのでネットで情報を集めてみました。
茶色い苔のようなものはヌマエビで対策
水草の表面などに付着している茶色い苔のようなものは、たぶん茶ゴケと呼ばれるものでしょう。手で葉を拭いてやるとキレイになりますから葉っぱの内部が変質してしまったのではないようです。
こういった苔を簡単に取り除くにはミナミヌマエビなどのヌマエビさんに活躍してもらうという手があります。ヌマエビ系は環境の変化に弱いという認識があるので屋外のビオトープにお迎えするのは少し怖いですが、そろそろお出ましいただかないといけないかもしれません。
以前、近所の用水路でヌマエビらしきものを発見して2匹だけ捕まえてきたのですが、プラケースに入れた水との相性が悪かったのか1日程度でお亡くなりになってしまいました。
不幸中の幸いとしては、捕まえたヌマエビはスジエビという肉食傾向が強いテナガエビ系だったのでアカヒレと一緒に入れなくてよかったようです。
あまりお亡くなりになられると嫌なので、次回は熱帯魚屋で購入して水合わせも慎重に行いたいと思います。
購入した水草の色や形が変になってる
川で採取した草たちはそれなりに元気にしていますが、熱帯魚屋で買った水草は購入当初とは違う見た目になってきました。
肥料が不足したりバランスが悪かったりするのかもしれません。植物が育つには窒素・リン・カリという3大成分が必要になりますが、窒素やリンは魚の糞や餌から増えていきますが、カリ(カリウム)だけは不足してしまうようです。
こういった肥料不足に陥れば水草の元気がなくなっていきます。今回の状態も肥料不足が原因かもしれませんが、もしかしたら別の原因があるのかもしれません。はっきりしたことが分からないから困ります。
葉が細くなるのは正常なのかも
熱帯魚屋で購入した水草の中には、水上用の葉を茂らせている物があるようです。水中に沈めて育てていく過程で新しく生まれた葉は水中用の葉になり、水上用の葉より細い葉になるのです。
葉が細くなられると栄養が足らなかったのかと心配になりますが、もしかしたら水中用の葉が出てきただけかもしれませんので、あまり大袈裟に肥料を入れたりしないように気を付けたいと思います。
紅葉だと思った現象は日焼けと同じような原理?
水草の上部が赤い色に変わって来たことも、驚きと心配を誘います。秋なら紅葉かなと思えるのでしょうがまだ初夏です。まだまだ緑の葉を茂らせてもらいたいのにどうなっているのでしょうか?
日差しの強い昼間に確認すると、かなり赤い葉が目立ちますが、暗くなりかけてから確認すると赤さが減っているようです。
これは日焼けかもしれません。強すぎる紫外線から身を守るために水草も色を変えて紫外線の攻撃をかわしているのです。私たちが日焼けするようなものですね。
葉の色が赤くなる点は観察してみて、あまりにも酷くなるようだったら少し遮光することも考えないといけませんね。
とりあえず備長炭を入れてみる
水草専用の肥料の購入も検討中ですが、少し割高なうえに何を買うべきか迷ってしまいます。
とりあえずはカリウム不足に陥らないように、備長炭を水の中に入れてみたいと思います。木炭からは水中にカリウムやカルシウムが溶け出すので、炭を入れることで少しはカリウム不足解決になるかもしれません。
炭をそのまま水につけると汚れも染み出しそうですから、水で洗ってから10程度煮沸してみました。
煮沸すると炭からものすごい量の気泡が上がります。こんなに出て良いものなのでしょうか?必要な成分が全部出てしまっていないか心配になりますが、汚れや菌をなるべく持ち込まないようにするためには必要な工程だと思われます。
この炭を入れて、様子を見つつ水草用の肥料探しも続けたいと思います。
もっともっと水草を茂らせれば、アカヒレも産卵してくれるはずです。こういった生体に優しい環境を目指して頑張ります。