ビオトープに植える水草は自生している物を植えたいと思っていたので、始めに姫睡蓮とハイグロフィラポリスフェルマ、ホテイアオイなどを購入しましたが、それ以降はあえて水草を購入しないようにして、川などで草を採取するようにしています。
そんな私でも、ミナミヌマエビやヒメタニシの為にウィローモスは買いたいと思ってしまいます。
もさもさと細い枝が密集して生えていると、稚魚や稚エビなどが隠れることができますし、絶えずツマツマし続けているミナミヌマエビや、増えまくっているヒメタニシの餌の供給にも役立つからです。
ウィローモスは高価だから苔で代用してみました
熱帯魚ショップでウィローモスを購入しようとしたのですが、小さなカップにチョロっと入って500円という価格に反発心が芽生え、山などで苔を探すことにしました。
しかし苔と言ってもそれなりに長く育ってくれるものでないといけませんし、水中で育つものじゃないといけません。
岩に貼りついている苔などは少し短い苔ですし、水中で育つかどうか疑問です。そんなとき、用水路の壁に貼りついている長い苔を発見しました。
用水路に生えているという事は水の中につかっても大丈夫なのかもしれません。この苔を持ち帰り実験してみることにしました。
備長炭にくくりつけて1か月ほど様子を見たところ、少しづつですが水中でも育ち、枯れることは無いようです。
実験結果を待つ間も散歩がてら苔探しをしていたので、妻があの苔が大量に生えている場所を見つけてくれました。
チョウセンゴケなら水中でもいける
私が気に入った苔はチョウセンゴケと呼ばれる苔だと思います。茎があり葉が少し透けている苔です。
この苔は良く光合成をするので、日中は空気をまとって浮いてしまいますから、流木などにくくりつけておくほうが良いみたいです。
妻が見つけてくれた場所は土の上でしたので、チョウセンゴケを引っ張ると土ごと一緒に採取出来ました。土がついてるおかげでそのまま水に入れても沈みます。
これは楽です。わざわざウィローモスマットなどを自作して巻き付ける必要もありません。土がついているという事は予期しない虫なども入り込む危険がありますが、楽なのでビオトープに沈めていきました。
ミナミヌマエビやヒメタニシが大喜び
このチョウセンゴケを大量に沈めたことにより、ミナミヌマエビは表に出てくるようになりました。今まではアカヒレが追い回したりするので水草の陰にひっそりと隠れてたのです。
今ではチョウセンゴケの上をヒメタニシと仲良く這いまわっています。
ウィローモスに憧れてるけど、イマイチ手が出せなかった人は山や用水路などでチョウセンゴケを探してみるのも良いですよ。