木や根っこを切るのに疲れたので、電動工具を買ってみました。
どうせ買うならチェーンソーでしょうと言われそうですが、我が家にチェーンソーを買ってしまうとケガ人が出そうなので、怖くて手が出せません。
キックバックの無い比較的扱いやすいものを探して見つけたのが「高儀 EARTHMAN マルチサンディングカットソー MSC-280SCA」でした。
想像とは違う切れ味と音
「高儀 EARTHMAN マルチサンディングカットソー MSC-280SCA」は刃が左右に振動する仕組みになっていますから、刃が回転する電動工具のように回転の力に持って行かれて、キックバックなどのような工具が暴れるという事故が起こりにくい作りになっています。
その代り切れる範囲や深さは少なく、太い木を切断することには向いていません。
ですが私は少しずつ削っていけるのではないかと考えたのです。網目状に切り込みを入れて横から切る。
そういった事を続けていくと丸太でも掘り進められるだろうと考えたのです。
電源を入れてマルチサンディングカットソーの刃を木にあてるとスーッと刃が入っていきます。じゅわっと木の皮から汁が溢れてきて刃にまとわりつくのが厄介です。
のこぎりで切る場合でもこの汁がのこぎりに付きまくり、刃に詰まって切れ味が落ちてしまっていたので、時々木の汁を拭き取りながら切り進めました。
木の表面はものすごく簡単に刃が入りますが、少し奥まで押し込もうとすると事態は一変しました。
ウゴゴゴとすさまじい音と木の抵抗感が伝わってきます。もともとスゴイ音が出る電動工具なのに更にスゴイ音がでます。
木の伐採には使用しない事にしました
切れ味も一気に落ちてしまい、騒音に対する切れ味を考えるとマルチサンディングカットソーを使い続ける気になれず、今回の用途では使用しない事にしました。
棚を作ったりするときにまた使ってみたいと思います。
高儀のリーズナブルなシリーズ(EARTHMAN)だからなのか、刃を替えると切りやすくなるのか分かりませんが騒音が気になる場所では使いづらいです。あと、硬い部分の木を切ろうとすると刃を留めているネジが緩んで刃が取れかけました。この点も気にしつつ使いどころを探していこうと思います。