たけのこを湯がくために「ぬか」が必要だというので、ぬかを買いに行ってきました。たけのこのあく取りに必要らしいです。
玄米を精米してくれるコイン精米機にも「ぬかハウス」が併設されていて、精米した際に出たぬかが降り注いでくるのは分かっていたのですが、ぬかハウス自体がそんなにきれいな環境とは言い難いので出来れば米屋などで買いたいんですよね。
コイン精米機の種類によっては、自分のぬかを持ち帰るための機能が付いてる場合もあるようですが、近所のコイン精米機にはその機能がありません。食べ物以外に使用する場合はぬかハウスの中のぬかで問題ないのですが、食べ物に使うと考えるとやっぱり安心して使えるものを買いたくなります。
米を取り扱っているスーパーなどでも購入できそうですが、今回はJAが運営している販売所で購入できないか聞いてみました。
博多じょうもんさんで米ぬか探し
「博多じょうもんさん」というJAの農産物直売所に行ってきました。「じょうもん」という名称は「上等」という意味の方言で、縄文時代とかの縄文ではないそうです。
自分はなぜか縄文さんだと思っていました(笑)
じょうもんさん店内には切り花や野菜、豆腐など道の駅的な商品が並び、それを見て回るとあれもこれもと買ってしまいそうになります。
でも今回は米ぬか探しなので、店内を米ぬか限定で探しまわりました。
あれ?米ぬかが見つからない。
米ぬかが見つからない
いろいろと商品が並んでいますが米ぬかは見当たりません。いくら探しても見つからないので店員さんに米ぬかが無いか聞いてみたところ、お米コーナーに連れて行ってくれました。
お米コーナーで注文すれば買えるようです。
「米ぬかが買いたいのですが」
「500と1キロがありますが、どうします?」
と言われてもどれぐらい必要なのかわからないし、現物をまだ目にしていないので見た目のボリューム感でも判断できない。大は小を兼ねるから大きい方を買っても良いけど値段がまだわからないし困ったな。
「たけのこを湯がきたいのですが、どちらが良いでしょう?」と質問返してみると、
「たけのこなら500で十分ですよ、1kgとかはぬか漬けなどで使う人のサイズです」と教えてくれたので500gの方をお願いしました。
でも、まだこの時点でお値段は謎のまま。ぬかですからそんなに高いはずはありませんが気になります。
衝撃の価格でした
ビニール袋に入ったキレイな500gのぬかが、目の前のテーブルに置かれました。とても清潔そうなので買いに来てよかったなと思っていたら衝撃の価格発表が行われました。
「500gで10円です」
一緒にお米を買うわけでもないのに10円って安いですよね。これってJAの農産物直売所だからでしょう。スーパーなどではこの価格は無理でしょうね。手間賃や流通費を考えると10円は無理でしょう。
あまりの安さに恐縮して、切り花を一緒に買って帰りました。
余ったら炒りぬかにすれば食べられる
博多じょうもんさんは安全や安心に配慮し、最低限の農薬使用や減化学肥料栽培などに力を入れているので、余ったぬかは炒って食べてもいいですね。
弱めの中火ぐらいで7分ぐらい炒れば食べられる炒りぬかになります。
米ぬかにはフェルラ酸という成分が含まれています。フェルラ酸は米ぬか特有のポリフェノールの一種で、メラニンの生成を抑える働きがあるので肌のシミに効果的だと言われていますし、ボケ防止成分も入ってるんですよ。
ぬかって意外と凄いやつなのに捨てたらモッタイナイですよね。